オブジェクト
KVS内で効率的にデータを扱うために様々なデータ構造(object)が用意されています.
KVSで定義されているObject には幾何学形状を扱うための
点データ(PointObject),
線データ(LineObject),
面データ(PolygonObject)
ボリュームデータを扱うための
構造型ボリュームデータ(StructuredVolumeObject),
非構造型ボリュームデータ(UnstructuredVolumeObject)
が用意されています.
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PointObject | LineObject | PolygonObject |
点群データ | 線データ | 面データ |
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StructuredVolumeObject | UnstructuredVolumeObject |
構造型ボリュームデータ | 非構造型ボリュームデータ |
FLDファイル
CG研で多く使われているボリュームデータはAVS Fieldファイルといい,
拡張子が『.fld』であることから"FLDファイル"と呼んでいます.
FLDファイルは以下のような形式で記述されています.
ndim = 3 // 空間の次元数
dim1 = 2 // x軸方向のグリッド数
dim2 = 2 // y軸方向のグリッド数
dim3 = 2 // z軸方向のグリッド数
nspace = 3 // 各軸の次元サイズ
veclen = 1 // 各要素のデータ数(スカラーデータならば1)
data = double // データの型
field = uniform // ボリュームデータのフィールドタイプ(座標情報)
^L^L…以下フィールド値….
問題 ボリュームデータの記述について
上述では,FLDファイルの記述方法について簡単に述べています.それぞれの変数(ndim, dim1, vecle 等)について詳細を調べなさい.
KVSでは,ボリュームデータの記述形式として
- ・KVSML ( KVS独自のファイルフォーマット)
- ・AVS Field
- ・AVS UCD
に対応しています.それぞれのファイル形式について調査しましょう.
また,ボリュームデータ可視化ソフトについて
- どのようなソフトウェアがあるのか
- どのようなファイルが入力できるのか
- どのような絵が描けるのか
調査してみましょう.
(例えば,CG研にはMicroAVS(サイバネット社)があります)
Modefied at July 2, 2013
at April 21, 2017